ワルキューレ
1月組 2月組 3月組 4月組 5月組 6月組
7月組 8月組 9月組 10月組 11月組 12月組
アスモデウス:
……来たわね、ついに。
しかも、[プレイヤー]様も
一緒。
さぁ、靴を舐める覚悟はできていますわ!
煮るなり焼くなり好きにするが
いいですわ!
さぁ、お申し付けくださいませ!
ワルキューレ:
……ここまで傲慢に卑屈な相手、
初めて見たかもしれないわね。
ある意味恐ろしい相手かも……?
ホワイトファング:
この前コテンパンにされたことと、
元々主と定めた相手である
[プレイヤー]が一緒に
居ることで、何かのリミッターが
解除されてしまったみたい……
ワルキューレ:
ホワイトファングは、アスモデウスと
一緒にいるといつもこんな感じの対応を
されているのかしら?
ホワイトファング:
ここまで極まったことは滅多にないです
けれど……基本的に腰は低いですね。
時々命令しろとせがまれますし。
アスモデウス:
うふふ……大悪魔アスモデウスは
万民の下から皆様を見上げますわ。
この位置はだれにも渡しませんわ……!
ワルキューレ:(モーション:戦闘待機)
一度物理的に浄化してあげたほうが
いいのかしら……?
アスモデウス:(エモーション:汗3)
ひっ!?
物理は勘弁してくださいませ!
シャレになりませんわ、あなたのそれ!
ホワイトファング:
ワルキューレの槍は
うかつに振るうと周囲の機材に
被害が出そうですから、本当に
やるなら広いところで……。
アスモデウス:
おお、外堀が重機か何かで一気に
埋め立てられた気がしますわ……!
ワルキューレ:
ホワイトファングって、こういう時に
すっごく冷徹な目でこっちを見るのね?
値踏みされるのはあまり好みでは
ないのだけれど?
ホワイトファング:
値踏みをしている気はないですけど……
あなたがどこまで本気でやって、
どこまで出来てしまう人なのかは
確認しておきたい、と思ってますね。
ワルキューレ:
……なるほどね、そういう人か。
[プレイヤー]が認めているから
どんな相手かと思ったら、確かに
面白い存在かもしれないわね?
ホワイトファング:(モーション:照れる)
えっ?
[プレイヤー]が、わたしを……
そんな、その……
ワルキューレ:
そこでは、そういう反応なの……?
切れ者なんだか、初心なんだか
わかりにくい子ね……?
ワルキューレ(パートナー):
お邪魔するわね。
こっちの様子はどう、もう一人の私?
シナモンも元気?
弄られてる? 怯えてる?
ワルキューレ:
いつも通りね。平和と言えば平和……
別に、シナモンをいじめたりなんて
していないのだけれど……
そう思われているなら心外だわ?
シナモン:(エモーション:汗1)
ボクに矛先が向かなくても、ですね……。
ワルキューレさんの言動って
時々……ちょくちょく……あるいは
しょっちゅう怖いですよぉ〜。
ワルキューレ(パートナー):(モーション:ほくそ笑む)
くすくす……怖がりなのね。
ねえ知ってる、夜道を歩いているときに
一番怖い目にあうのは……
ワルキューレ:(モーション:ほくそ笑む)
それなら、戦の傷がもとで
とても恐ろしい目にあった話が……。
シナモン:(エモーション:汗2)
まってまってまって!?
なんで急に怖い話大会なの?
ワルキューレ(パートナー):
あら、私はもう一人の私に
ちょっといい話をしようと思って
いただけなのだけれど♪
ワルキューレ:
あら奇遇ね、実は私もなの。
シナモンも聞いていくといいわよ?
[プレイヤー]は……
あまりいい反応はしなさそうね?
シナモン:(エモーション:汗1)
良い反応って言った!
今間違いなくいい反応って言ったぁ!
ひどいよぉ〜!
ワルキューレ(パートナー):
あら、ごめんなさいね。
つい本音が出ちゃったわ。
だって、貴方とってもかわいらしい
反応を見せてくれるんですもの。
シナモン:
も〜!
怖い話は二人でやっててよー。
ボク、その間は
[プレイヤー]君と一緒に
遠くで遊んでるから。
ワルキューレ(パートナー):
それは許可できないわね。
だって、この人の身体は私が……。
おっと、それ以上は言えないわね。
シナモン:(エモーション:びっくり1)
えっ!?
どういうこと!?
ワルキューレ:
……ふむ、こういう時位大げさに
怖がってみたらどうなのかしら、
[プレイヤー]?
図太過ぎるのもほどがあるわよ?
ワルキューレ(パートナー):
……さぁ、どういう意味かしら?
ご想像にお任せするわね♪
ヤタガラス:(モーション:舞い)
ワルキューレ:
本当にあなた、ヒマねぇ……。
その「型」って言う奴、
本当に戦うための修行になるの?
サイクロプス:
えー、かっこよくない?
あたしはこういうの好きー!
ワルキューレ:
ううん……その辺りのセンスは
個人差だから、良し悪しを決める気は
ないのだけれど。
ヤタガラス、実際どうなの?
ヤタガラス:
ふむ……「型」と言うのは、
これだけで意外と重要なものだ。
戦いだけではないが……まず、
何も知らない相手に戦いを教える。
その場合何から教える?
ワルキューレ:
そうね……弱点の狙い方、探し方。
身体の大きさやスキルに合った装備の
選択方法や状況による戦い方、
辺りかしらね。
ワルキューレ:
とはいえ、わたしは勇士を探すのが
本業であって、勇士を育てるのは
役目ではないから、この辺りは
自己流になるわね。
サイクロプス:
ワルキューレも
いっぱい知ってるんだね。
かっこいい!
ヤタガラス:
うむ、間違いではない。
だが、俺が見ているのはもっと前の
段階でな。そもそも、武器を持ったり
戦ったりしたことがないものは、
まともに武器を振るうこともできん。
ワルキューレ:
そこからなの?
……ああ、だから「構え」の「形」から
覚えさせるっていう事?
ヤタガラス:
いかにも。
たとえ世に二本とない魔剣を持ちえた
としても、剣を使ったこともない
者がまともに使いこなせるか?
ヤタガラス:
最低限、体力や筋力がなければ
それもままならんが、「型」は
動作を始める起点となるもの。
多少の無駄は省くことが
できるだろうさ。
たとえ、それを習うことが無駄に見えて
いても……な。
サイクロプス:
師匠、かっこいい!
なんか難しいこと言ってるけど、
良い事言ってるのは何となくわかった!
ワルキューレ:
なるほどね……。
そこについては納得したけれど。
さっきのヤタガラスの妙な構えは
普通の人に何を与えてくれるものなの
かしらね、あれ……
ヤタガラス:(モーション:舞い)
ああ、これか?
……かっこいいだろう?
人々を導きし者としては、
見栄を切って耳目を集める事も
心得ておかねばいかんからな。
ワルキューレ:
あー、うん。
[プレイヤー]。
前言は撤回しておくわ。
ワルキューレ:
遊びに来てあげたわよ。
……ここ、本当に用途のわからない物が
たくさん転がってるわね、増えた?
浄化してあげましょうか?
リヴァイアサン:
浄化は困るな。
これは大事なコレクション。
増えこそはすれ減リはしないよ、
それに、勝手に片付けられても困る。
クリムゾンバウ:
まぁ、気が付くと増えてるな……。
ワルキューレの気分も
良くわかるし、アタシは何も言わない。
ワルキューレ:
クリムゾンバウがこの状況を許容して
いるのは割と意外なのよね……。
私と近い部分があるから、邪魔だと
感じているのは確かなんだけど。
力で負けたから従ってるとか?
クリムゾンバウ:
んー、まぁ一回姐さんにはやられたけど
そういうことじゃない。
邪魔なら言うし、言えばどかす。
なおんなきゃ勝手に捨てる。
リヴァイアサン:
そうそう、話し合いが大事だよ。
ケンカをしたいわけじゃないし、
コレクションを傷物にしたくもない。
ワルキューレ:
物分かりはいいのね……。
まぁ、防御に特化しているというのは
聞いているから、そういう対処をする
のは理にかなっているのかもしれない
けど……実際の実力はどうなのかしら?
リヴァイアサン:
おお、怖い怖い。
[プレイヤー]くん、
どうかこのか弱い私が浄化されないよう
ワルキューレに
言っておいてくれないかな。
クリムゾンバウ:
こうゆうとこは食えない奴なんだよな。
貝殻みてえに外っかわは固いし、
言ってることはなんか難しいし。
……まぁ、わかんねえことは多いけど、
お互い様なんだろうなと思ってる。
ワルキューレ:
リヴァイアサンから見れば、貴方の
言ってることも感じ方もわからない
……という事よね。
それだけわかっていて、排除しないのも
面白いのよね、貴方。
クリムゾンバウ:
アタシはいずれこんな訳わからない
連中も全部まとめててっぺんとるから。
わかんねーくらいで排除してたら
群れに誰もいなくなっちまうよ。
リヴァイアサン:
クリムゾンバウは器が大きくて、
本当に助かるよ……だから、もう少し
コレクションを増やしてもいいかな。
……ダメかな?
クリムゾンバウ:(エモーション:汗1)
いや、これ以上どこに置くんだよ。
イシス:
いらっしゃい、
お兄ちゃん、そして
ワルキューレお姉ちゃん♪
ワルキューレ:
ええ、お邪魔するわよ。
とはいえ、貴方達の邪魔をするほど
物好きでもないし、まだそこまでお互い
知り合っているわけでもないけれど。
無駄な争いだけは避けておきましょ?
バルーンピッグー:
もぉ〜、せっかく同じかんぱにーに
いるんだから、もっと仲良くしてよぉ。
その方がおいしくごはん食べられるよ。
ワルキューレ:
ごはんって、要点だけ言うと補給よね?
香りや味を楽しむことはわからないわけ
ではないけれど、貴方はなんでそこに
強いこだわりがあるのかしら?
ワルキューレ:
結局の所、消費して失うエネルギーを
補充する行為なんだけど……どこで摂取
しようと、その物の味や香りに変化は
ないと思うのだけれど。
バルーンピッグー:
わかってないんぁ〜、大違いだよぉ。
美味しさって、味だけじゃないんだよ?
ほら、たとえば……一人ぼっちでごはん
食べてる時と、みんなで楽しくお喋りを
しながら食べてる時だと違うよね?
イシス:
うんうん、味は同じはずなのにね♪
ワルキューレ:
味が同じなら、美味しさが変わるという
のはおかしなことじゃないかしら……?
[プレイヤー]には、この話は
納得できるものなの?
イシス:
定義が違うのかもしれないね。
ワルキューレお姉ちゃんの
言っている美味しさは、味や香りとか
実際に存在する「食べ物その物」だけを
その範囲に含めているんだけど……
イシス:
ピッグーちゃんの言っているそれは、
食べている人の「気持ち」とか「気分」
をその中に含んでいるんだと思うの。
……えっと、伝わるかな?
バルーンピッグー:
ほら、あと、レストランで食べるときと、
牛舎の中で食べるときと
同じものでもなんか違うかな〜って
あるよね?ね?
ワルキューレ:
……全部を理解したとは言わないけど、
言いたいことは何となく伝わるわ。
全否定する気はないけど、そこに
重きを置くかというとまた別ね。
ワルキューレ:
……それにしても、イシスはともかく
バルーンピッグーはそんなに食べて
ばかりいると健康に悪いわよ?
バルーンピッグー:(エモーション:びっくり)
うっ、そ、そうなのよねぇ〜。
ダイエットしなきゃ、いけないと、
わかっては……。
イシス:
うんうん、ちゃんと運動をして
ダイエットしなきゃね。でも
ごはんがおいしいのは仕方ないよね♪
イザナミ:
……そこに居る御主、妾に何か言いたい
事でもあるのですか?
[PC名]の隣にいるのに
ふさわしいか判断が付きませんが。
フォックストロットB3:
またそういうケンカを売るような
物言いを……あまり感心しないですよ。
ワルキューレ:
あら、構わないわよ。
相手を黙らせることができるならば、
何を言っても正しい事なのだから。
もちろん、実力がなければ無様だけど。
ワルキューレ:
それに、私がこの人の隣にいるって
思っているかもしれないけれど、
この人が私の隣にいるのよ?
それに……私が主に手に入れたいのは
この肉体の方だもの。精神も気に入って
いるのは、まぁ事実だけどね。
フォックストロットB3:
こっちも売られそうなケンカを
喜んで買う主義の方でしたか……。
コマンダー、これは
自分には止まるとは思えませんね。
イザナミ:
よく吠えるのですね?
ワルキューレ:
雄弁であることと無駄口が多い事、
寡黙であることと臆病である事、
その区別もできないのかしら?
……!
(画面が一瞬フラッシュアウト。
イザナミとワルキューレが戦闘待機モーション)
フォックストロットB3:
っ!?
今、何か二人の間を飛び交った!?
ワルキューレ:
愚図ではないようね?
イザナミ:
あら?見かけ倒しではないようですね。
フォックストロットB3:
……この二人、ケンカしてる割に
リアクションが似ているので、
もしかしたら仲良しさんなのでは
ないでしょうか……あっ。
フォックストロットB3:
二人とも、ストップです!
今ので壁に亀裂が入ってます、
このまま続けると、このかんぱにーが
空に浮かぶ更地になってしまいます!
ワルキューレ:
仕方ないわねぇ、今日の所はやめて
また今度にしておくわ。
イザナミ:
主よ、我が伴侶よ。
護衛にしては、それは少々凶暴な
気がしますが、それを御するのも
妾が認めたお方の実力、ですね。
ますます、気に入りました。
ワルキューレ:
ケルベロス、聞いたわ、また同じ失敗ね?
何度言ったらミスをしなくなるの?
ケルベロス:
でも、あれはああするのが最善でした!
あの時無理に壊すと、他の人が怪我を
しちゃいますから。
私、これでよかったと思ってます!
ワルキューレ:
……この駄犬……!
ポイズンジェル:
……その現場にいたわけじゃないけど
状況わかんないかもしれないから
軽く説明しとくね。
ポイズンジェル:
ちょっと危険な状態の時に
リスクを自分に押し付けるか他人に
押し付けるかって状態になって、
ケルベロスちゃんは毎度前者ってこと。
ワルキューレ:
[PC名]も
言ってあげてよ。
そこでさっさと決めないから、
どうでもいい怪我しちゃうのよ?
……ま、その身体がどうなろうと私は
痛くもかゆくもないんだけどね。
ケルベロス:
確かに、ちょっと痛かったですけど。
私の身体は借り物じゃないですか、
他の人が怪我するよりは
いいかと思います。
ポイズンジェル:
どっちも怪我しないのが一番だけど、
まぁ無事ならいいじゃん。
ワルキューレ:
貴方は逆に、ずいぶん淡白よね?
ポイズンジェル:
クラゲだからね、タンパク多いよ?
……ま、それは置いといて。
実際にその場にいなかった以上、
でもしかの話には興味がないんだよね。
ポイズンジェル:
そういうことがまたあった時に、
どうすればもっといい解決ができるか
考えるなら、まだ乗る気にもなるけど?
ワルキューレ:
あっちはひどい頑固者。
こっちはこっちで、弄りがいは
あまりないのが困りものよね……。
スペルキャスター:
あっ……。
ワルキューレ:
……なによ。
別にとって食ったりしないわよ。
まぁ、別にかまわないけど。
そういうタイプの子、得意じゃないし。
バフォメット:
ワルキューレは、ちょっと
ツンツンしてるからじゃないかしら。
もっと優しい雰囲気を出していくと
いいと思うんだけど、どうかしら?
ワルキューレ:
まるで、私が優しくないみたいな
言い方してるわね?
……優しくする価値があると認めれば
やぶさかではないけど。
バフォメット:
そこじゃないかなーって思うのよね。
せめて表に出さなければいいのに。
ワルキューレ:
世の中の全員に好かれなければいけない
決まりなどないのだし、そこは好きに
させてもらうわ。
ただ……。
スペルキャスター:
……?
バフォメット:
ただ、何かしら?
ワルキューレ:
バフォメットがいない時に、泣きつく
相手が何でイザナミなのかしら?
えげつなさではあっちの方がひどいと
思うんだけど……内面的にも。
スペルキャスター:
え……?
ナミちゃん、怖くないよ?
バフォメットみたいに優しいし。
ワルキューレ:
……どういうこと?
バフォメット:
あー……。
私としては、イザナミの見せるあの
目つきはたまに怖いのだけどね……。
私じゃなくてスペルキャスターに
向けてる方よ?
ワルキューレ:
イシスと同じ扱いね。
あいつもある意味母性の怪物よね。
そう思わない、[プレイヤー]?
スペルキャスター:
[プレイヤー]……。
大人って、難しいんだね。
キャスター、がんばらなきゃ……。
ワルキューレ:
ほら、遊びに来てあげたわよ?
モックー:
あ、来た来た!
よーっし、今日は勝つよっ!
ワルキューレ:(モーション:浄化)
鬱陶しいわねぇ、貴方。
モックー:(モーション:被攻撃)
んがっ!?
あー、いったー!
ビリビリするよねコレ。
ワルキューレ:
この子、浄化の効きが悪いわねぇ。
消滅させる気はなくとも、しばらく
動けない程度のつもりだったのに。
カグヤ:
モックーは心が強いんです。
多分、私などより、とても。
モックー:
そうそう、アタシの心は
そんな簡単には折れないよ。
ワルキューレ:
まぁ、しぶといことは認めるわよ。
[プレイヤー]にかみつくのも
なかなか度胸があると思うし。
ワルキューレ:
とはいえ、私としてはモックーより
カグヤの方に興味があるわね。
遠隔攻撃能力を持つ戦力で、
忠実に動ける兵士は貴重よ?
カグヤ:
私は機械ですから、兵士というより
兵器という方が適して……。
ワルキューレ:
自ら戦う勇気を持つ者を兵器とは
呼べないわね。あなたに意思がなくて、
[プレイヤー]が引き金を
引くのならそう呼ぶけれど。
モックー:
なんかワルキューレって、
もったいぶった話が多いよね。
聞いてて眠くなっちゃうな。
ワルキューレ:(モーション:浄化)
モックー:(モーション:被攻撃)
……うわっ!? うあああー♪
ワルキューレ:
ふふふ、目は覚めた?
……あ、ダメねコレ。浄化を安売りする
事はやめるようにしましょ。
ワルキューレ:
ふむ。改めて見ると、ワイルドドラゴは
かなり鍛えているのね。
ワイルドドラゴ:
ああ、元々恵まれた体躯だからな。
他の者より多少有利に生まれたのだ、
鍛えて活用しない理由もない。
……まだまだ、先は長いだろうが。
リリム:
生真面目よねぇ。
ワルキューレはどうなの?
ムキムキって感じはほとんどないけど、
やっぱり鍛えてたりするの?
ワルキューレ:
リリム、あなたはだらけすぎよ?
無駄に鍛える必要はないけれど、敢えて
弱みを作る必要などないじゃない?
それに、最低限の鍛錬は努めなのよ。
ワイルドドラゴ:
隊長の言うとおりだ。
[プレイヤー]様だって、
それなり以上の鍛錬をされている。
とはいえ、魔法使いに体を鍛えろ、
と無茶を言うつもりはない。
だが、最低限の健康は維持すべきだ。
ワルキューレ:
まぁ、やっぱり生まれついての才能は
厳然としてそこにあるわ。
ただ、生半可な才能だけで怠けていると
才能がなくとも努力することだけが
出来る凡人に足元をすくわれるわよ。
積み重ねは、残酷なほど正直なの
だから。
リリム:
えーっ、そんな真面目な話聞きたく
ないんだけどー?
才能と運だけで面白おかしく世の中を
乗り切る方法ってないの?
ワイルドドラゴ:
そんなものは……。
ワルキューレ:
あるわよ?
リリム:(エモーション:びっくり1)
えっ、本当?
ワルキューレ:
中途半端な才能の持ち主が死ぬほどに
努力を重ねて成果を上げても、鼻歌を
歌いながらそれを飛び越えていく。
本物の才能と言ってもいいわね。
ワルキューレ:
さって、いくら努力しても、
ワイルドドラゴの体の大きさでは
人間の裁縫針に糸を通すことは難しい。
でも、たいていの人間には可能よね?
それが生まれついての才能よ。
リリム:
あー、うん……。
間違ってないけどなんか
思ってたのと違った。
ワイルドドラゴ:
わかる、凄くわかるぞ……。
ワルキューレ:
お疲れ様、ここはからかいがいのない
二人ねぇ。悪い事ではないけれど、
ちょっと退屈かしら?
麒麟:
退屈くらいがちょうどええんや。
どうせ、いやでも忙しい時ってのは
やってくるかんなぁ。
ゴーチン:
あたしも今は居候の身だけれど、
実際の所は軍からの出向だからね。
しばらくはのんびりさせてもらうよ。
……いずれ、出番はくるんだ。
ワルキューレ:
出番が短すぎない事を祈るわよ?
物分かりが良すぎる戦士は、命を手放す
事にすら物分かりが良いとも言うし、
少しぐらいわがままな方が、戦場では
長く生きる事ができると思うけれど。
ゴーチン:
長生きだけが価値じゃないさ。
あんただってわかってるんだろ?
あんたのロックが何かは知らないけど、
自分が命を懸けてもいいと思って何かの
ために使うなら……そいつはきっと
ロックな事だと思うぜ。
麒麟:
この子は見た目こんなんやけど、中々に
覚悟の出来た子やねぇ。熱いわぁ。
ま、それはそれとして……ゴーチンの言う
ロックってなんなん?
ワルキューレ:
あ、それは私も気になるわ。
主くんもそうよね?
ゴーチン:
説明は難しいな。
何がロックで、何がロックじゃないかは
自分で決めるもんさ。
自分の中の魂に火をつける物……。
あたしはそんなもんだと思ってる。
ワルキューレ:
……勇者の魂がありそうね。
やっぱり、激しい戦いがある方が
勇者の魂が磨かれやすいのかしら?
麒麟:
なんなん、この子……。
ワルキューレ:
邪魔するわよ、嫌だと言っても
無理やり入り込むんだけどね。
バハムート:
いい心構えだな。
たとえ嫌がられても、実力で排除すれば
そこに問題は無くなる。
貴様もそやつを狙っているのか。良し。
ワルキューレ:
貴方も、本来ならば競争相手……。
なのだけれど、どうやら思考の道筋は
割と似ているみたいね?
コッコー:
……という割には、お二人ともなんだか
笑っているように見えますけど?
仲良しさんなんですね?
バハムート:
[プレイヤー]に目を付けるとは
中々に見る目があるではないか。
そこについては真っ当に評価しよう。
コッコー:
なるほど、お互いに認め合っている、
という事なんですね!
ということは仲良しさん?
ワルキューレ:
この子はこの子で、微妙にやりにくい
相手かもしれないわね……。
……ちょっと、手を見せてもらって
いいかしら、あと弓も。
コッコー:(モーション:戦闘待機)
バハムート:
そこを見に行くか。
我はそこまで気にするものではないが、
貴様は技についても目ざといな。
ワルキューレ:
綺麗な指だけど、ずいぶんと修練を
積んでいるみたいね。
この子、もしかしたらここのアルマで
一番強いかもしれないわよ?
コッコー:
いえいえ、わたしなんかそこまで。
でも、弓の練習はしましたし、
今までもちょこちょことお悩み解決に
役立っていますから、褒めてもらって
嬉しいです♪
ワルキューレ:
(……天然かもしれないけど、
あまり油断できないわね……)
ええ、そうね。
何かあったらお手伝いを頼むわ♪